シミ

シミ

シミ治療チャート

シミ・治療チャート


→内服薬・外用薬(トレチノイン、ハイドロキノン)をおすすめします。


→QスイッチYAGレーザーをおすすめします。


→ 光治療(IPL治療)をおすすめします。

シミとは?

シミ・シミとは

紫外線やホルモン、遺伝、疲労やストレス、喫煙などさまざまな原因から表皮のメラノサイト(色素細胞)でメラニンという色素が過剰に作られ、表皮に沈着してシミになります。

同じように見えても、シミにはいくつかの種類があり、シミの種類によってレーザーや薬(内服、クリームなどの外⽤)など、治療法が異なります。

正しく診断し、適切な治療を⾏わないと、効果が出なかったり、逆にシミが濃くなる場合があります。

当院では⼀⼈⼀⼈のシミの状態に合わせて適切な治療を組み合わせて⾏います。

シミの種類

日光黒子(老人性色素斑)

日光黒子

中年以降にできやすいシミで、境界のはっきりした茶褐⾊斑です。⻑年紫外線に当たり続けてきたために⽪膚の表皮細胞に異常をきたして⽣じます。顔だけでなく、体にもできます。

治療法

治療はシミ取りレーザー(QスイッチYAGレーザー)が有効で、シミを消したい⽅はこの治療を提案します。
⽇常⽣活に⽀障のない治療を希望される場合は、シミを消すわけではないですが、徐々に薄く⽬⽴たなくしていく光治療(IPL治療)があります。
また外⽤薬(トレチノイン・ハイドロキノンクリーム)による治療も可能です。

雀卵斑(そばかす) 

そばかす

頬〜⿐にかけて⼩さな褐⾊斑が多数みられます。遺伝性があり、思春期頃から⽬⽴つようになり、成⼈以降も徐々に数が増え濃くなっていきます。

治療法

⼀度に広範囲を治療でき、肌に傷を作らずそばかすを徐々に薄くしていく光治療(IPL治療)をお勧めする治療法です。
あまり数が多くない場合などは、シミ取りレーザー(QスイッチYAGレーザー)も有効で、そばかすを薄くしていくよりも、そばかすを消したい⽅が適応となる治療法です。
外⽤薬(トレチノイン・ハイドロキノンクリーム)による治療も可能です。

肝斑

肝斑

 30代以降の⼥性に多い地図状のシミで、頬やおでこ、⿐の下などに左右対称にみられ、⽐較的淡い褐⾊調で境界があまりはっきりしません。

原因は紫外線、ホルモン、摩擦などの慢性的な刺激、遺伝的要因など多因⼦が考えられており、妊娠中、出産後やピルによっても発症することがあります。

治療法

ファーストチョイス:内服・外用薬
セカンドチョイス :レーザートーニング
サードチョイス  :ポテンツァ・リバースピール

内服薬と刺激を避けるスキンケア方法に改善することが第一選択治療となります。合わせてレーザートーニング治療(QスイッチYAGレーザー低出⼒照射)、ハイドロキノンクリームなどの美⽩剤を用いた外用薬治療なども有効です。

ポテンツァはメラニンを作る働きを抑えることを目的としています。そのため、治療で生じる可能性がある色素沈着や再発、色素脱失などのリスクを最小限に抑えたうえで高い効果を発揮することが可能です。

ダウンタイムが気になる方には、リバースピールをご案内しています。リバースピールは、3種類のピーリング剤で、それぞれ異なる薬剤を真皮の奥から表皮に向かって行き渡らせ、皮膚の肝斑や色素沈着を緩和、改善します。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着

けがやニキビの跡が茶⾊いシミのようになるものが炎症後⾊素沈着です。

多くのものは数か⽉で徐々に薄くなっていきますが、強い炎症や慢性炎症の後の⾊素沈着は⾃然には改善が難しくなります。

治療法

ハイドロキノンクリームなどの美⽩剤を用いた外用薬治療やレーザートーニング(QスイッチYAGレーザー低出⼒照射)治療などを提案させていただきます。

扁平母斑、太田母斑、後天性真皮メラノサイトーシス(アザ)

アザ

これらは⾊や形がシミと良く似ていますが、シミよりメラニン⾊素が深いところにある、いわゆるアザです。 ⾃然に軽快することはありません。

治療法

アザ⽤レーザー(QスイッチYAGレーザー)を複数回照射することで薄くなります。ただし扁平⺟斑の中には再発するものがあります。当院でのアザ治療は⾃費診療となります。

くすみ

くすみ

肌に透明感のない状態を肌のくすみと⾔いますが、くすみの原因は様々で、紫外線ダメージによる光⽼化や⽣理的加齢からくる表⽪ターンオーバーの乱れや衰え、⾎液やリンパの流れの低下、化粧をきちんと落とさないことによる汚れやくすみ、乾燥が原因である乾燥くすみに加えて、不規則な⾷事や⽣活習慣などが原因となって⾓質層が厚くなり、メラニンの排泄も滞ることで肌の透明感がなくなっていきます。

治療法

透明感のある素肌へと導くためにケミカルピーリングやベビースキンレーザー(QスイッチYAGレーザー)で、古い⾓質を除去し新陳代謝を促す治療方法や、 IPL(光治療)で表⽪内のメラニン⾊素を破壊することで透明感のある素肌へと導く治療方法を提案させていただきます。
また、トレチノイン、ハイドロキノンクリーム(美⽩外⽤薬)を使⽤してツヤのある明るい肌にしていく治療⽅法もあります。
更に、イオン導⼊でお肌に必要なビタミンや薬剤などを補給する事でくすみを改善させる方法も有効です。肌質やライフスタイルに合わせた治療法をご提案いたします。

よくある質問

シミは1回で取れますか?

シミ取りレーザーの場合、多くのものは1回で治療が完了します。
シミ取りレーザーを行いにくいシミに関しては、複数の治療が必要です。

ダウンタイムはありますか?

シミ取りレーザーでの治療の場合はテープで保護する必要があります。
そのため、ダウンタイムが気になる方は別の治療方法をご提案させていただきます。

シミ治療に適した季節はありますか?

シミを悪化させる原因となる紫外線への対策(日焼け止めの使用)を行えばいつでもシミ治療を始められます。

放置していると色が濃くなっていきますか?

シミの種類によっては、色が濃くなっていく場合があるので、気になる場合はお早目にご相談ください。

 

文責:医師 師井美樹 

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