シミ(肝斑、そばかす)・くすみ治療


シミとは?

シミの治療にはいろいろな方法があり、シミの種類によってレーザーや薬(内服、クリームなどの外用)など、治療法が異なります。

正しく診断し、適切な治療を行わないと、効果が出なかったり、逆にシミが濃くなる場合があります。

当院では一人一人のシミの状態に合わせて適切な治療を組み合わせて行います。

シミの治療には皮膚科の保険適応はありません。(ただし、シミに見えるイボなどは除きます)

シミに似ているがしみではないもの

くすみ(お顔・体)


1.老人性色素斑

【老人性色素斑の症状】
いわゆる加齢や日焼けによる「シミ」で、境界のはっきりした褐色斑です。長年紫外線に当たり続けてきたために皮膚の角化細胞に異常をきたして生じます。顔だけでなく、体にもできます。

【老人性色素斑を放っておくと・・・】
シミが盛り上がってイボ化するものもあります。


【当院でできる治療】
治療はシミ取りレーザー(Qスイッチレーザー)が有効で、シミを消したい方はこの治療になります。日常生活に支障のない治療を希望される場合は、シミを消すわけではないですが、徐々に薄く目立たなくしていくIPL治療があります。また外用薬(トレチノイン・ハイドロキノンクリーム)による治療も可能です。

 


2.雀卵斑(そばかす)

【雀卵斑(そばかす)の症状】
頬〜鼻にかけて小さな褐色斑が多数みられます。遺伝性があり、思春期頃から目立つようになり、成人以降も徐々に数が増え濃くなっていきます。色白の人に多く、10代から出来始めます。

【雀卵斑(そばかす)を放っておくと・・・】
数が増え、紫外線の影響で濃くなります。


【当院でできる治療】
一度に広範囲を治療でき、肌に傷を作らずそばかすを徐々に薄くしていくIPL治療の良い適応です。あまり数が多くない場合などは、シミ取りレーザー(Qスイッチレーザー)も有効で、そばかすを薄くしていくよりも、そばかすを消したい方適応の治療となります。外用薬(トレチノイン・ハイドロキノンクリーム)による治療も可能です。


3.肝斑

【肝斑の症状】
30代以降の女性に多い地図状のシミで、頬やおでこ、鼻の下などに左右対称にみられ、比較的淡い褐色調で境界があまりはっきりしません。原因は紫外線、ホルモン、摩擦などの慢性的な刺激、遺伝的要因など多因子が考えられています。


【肝斑を放っておくと・・・】
肝斑が拡がって濃くなり、顔色がくすんで見え、お化粧で隠す手間がかかるようになります。肝斑の治療にはいわゆるシミ取りレーザーや強いIPL治療は適しません。それらはかえって肝斑を悪化させてしまうことがあります。
【当院でできる治療】
内服薬、外用薬による治療を最低3か月程度は行い、症状や経過に合わせて肝斑用のレーザー治療(レーザートーニング)や、トラネキサム酸イオン導入ハイドロキノンクリーム等を併用します。


4.炎症後色素沈着

【炎症後色素沈着の症状】
けがやニキビのあとが茶色いシミのようになるものが炎症後色素沈着です。

【炎症後色素沈着を放っておくと・・・】
多くのものは数か月で徐々に薄くなっていきますが、強い炎症や慢性炎症の後の色素沈着は自然には改善が難しくなります。


【当院でできる治療】 

ハイドロキノンクリームなどの美白剤、レーザートーニング(QスイッチYAGレーザー低出力照射)などが有効です。


5.扁平母斑、太田母斑、後天性真皮メラノサイトーシス(アザ)

【症状】
これらは色や形がシミと良く似ていますが、シミよりメラニン色素が深いところにある、いわゆるアザです。

【放っておくと・・・】
自然に軽快することはありません。


【当院でできる治療】
アザ用レーザー(Qスイッチレーザー)を複数回照射することで薄くなります。ただし扁平母斑の中には再発するものがあります。当院でのアザ治療は自費診療となります。


6.色素性母斑(ほくろ)

【色素性母斑(ほくろ)の症状】
生まれつきあるものと、あとから出てくるものがあります。

【色素性母斑(ほくろ)を放っておくと・・・】
ほくろの中には年月とともに盛り上がるものもあります。


【当院でできる治療】
ほくろを取るには皮膚のやや深いところまでしっかり取る必要があります。ほくろの位置や大きさにより、くり抜きや切除術(保険適応)となります。自費診療の場合は、ほくろレーザー(炭酸ガスレーザー)となります。


7.脂漏性角化症(老人性いぼ)

【症状】
老人性色素斑と似ていますが、表面がざらついていたり盛り上がったりしています。顔、首によく見られ、大小さまざまで、色調も淡いものから黒褐色のものまであります。からだにも見られます。

【放っておくと・・・】
徐々に大きくなり盛り上がってきます。


【当院でできる治療】
小さいものは電気焼灼を行います。からだにある大きなものは切除術(保険適応)の適応となる場合があります。


8.くすみ

【くすみの症状】 肌に透明感のない状態を肌のくすみと言いますが、くすみの原因は様々で、紫外線ダメージによる光老化や生理的加齢からくる表皮真皮の代謝の衰え、血液やリンパの流れの低下、化粧をきちんと落とさないことによる汚れくすみ、乾燥が原因である乾燥くすみに加えて、不規則な食事や生活習慣などことが原因となって角質層が厚くなり、メラニンが滞ることで肌の透明感がなくなっていきます。


【くすみを放っておくと・・・】
顔や唇、目元のくすみのために顔色が悪く、疲れて見えたり、老けて見えます。

【当院でできる治療】
透明感のある素肌へと導くためにケミカルピーリングレーザーフェイシャルで、古い角質を除去し新陳代謝を促したり、IPLで表皮内のメラニン色素を破壊することで透明感のある素肌へと導きます。また、トレチノイン、ハイドロキノンクリーム(美白外用薬)を使用してツヤのある明るい肌にしていく方法もあります。更に、イオン導入でお肌に必要なビタミンや薬剤,各種栄養素を補給する事が有効です。肌質やライフスタイルに合わせた治療法をご提案いたします。